イラン旅行記13日目 | moskomule log

イラン旅行記13日目

Teheran

この日は晴れていたので出かけた.朝食は宿賃と比較しなくとも貧しくて,比較すると哀しくなる.

National Museum of Iran

イラン国立博物館は少しお洒落な官庁街の一角にある.

山が見える

イラン国立博物館は美術品と考古学的遺物を収めていて,pre-Islam館とIslam館とに別れている.規模は日本の地方小中規模都市の歴史博物館,といった感じでイラン全土から展示品を集めているのだが,イランの歴史を考えると小ぶりで見るべきものは少ないように思える.恐らく,本当に価値のある品々はロンドン,パリ,ベルリンあたりにある.

pre-Islam館は先史時代からSassan朝,Partia辺りまでを扱う.修学旅行生が多い.

エジプトで発掘されたペルシャの皇帝の像の台座.支配地域が書かれている.

牡牛

Islam館にはIslam伝来からQajar朝までを扱う.

書道

市街

Tehranはメトロとバスという公共交通網は発展しているはずなのだが,車・バイク社会なので時間帯によっては道が混雑して大変なことになる.加えて排気ガスの規制など反産業的なものはないので,息をすると身体に悪い空気を吸い込んでいることを感じる.

南部に行けばこのような写真も撮れるらしい.

電器屋街に行くと「街の電器屋さん」が軒並みスマートフォンやテレビなどを売っていて,競合しないか,とか,在庫をどうしているのか,などと心配になる.よく見かける看板はSamusungとLG,Sony,随分差がついてPanasonic,Canonといった感じ.

Sonyの店舗.

大型液晶テレビも沢山売られている.

霞ヶ関の雰囲気のある区画.信号機にカメラがついていて,よく見ると信号灯はLEDを用いているようだ.

霞ヶ関エリア.

Contemporary Art Museum

旅で出逢ったヨーロッパ人が口を揃えて褒めていたのがこのContemporary Art Museumで,収蔵品はそう多くもないが充分に楽しめる.ヨーロッパからの観光客も多いが,イラン人も多く訪れていた.

ゆとりのある展示に好感が持てる.

Islamic artもある.


隣接する公園から望む山々.近くにTehran大学があって,学生達が涼んでいる姿も見受けられた.

前を向いて運転して欲しい.

バイクと遊牧民の塩袋の組み合わせ.本来は驢馬や駱駝に掛けて使うのだろう.

旧アメリカ大使館

1953年に,ソ連との関係を深めるMosaddeq政権を崩壊させるCIAのAjax作戦があり,それ以降Pahlavi朝はアメリカと緊密な関係を築いていくのだが,その蜜月の中心地がこの大使館で,広大な敷地を誇る.1979年のIslam革命時には,亡命した皇帝夫妻の身柄引き渡しを求めた学生団体がこの大使館を占拠し大使館員らを人質に取った.

現在では住民レベルの対米感情は悪くなくむしろ好かれているようなのだが,秘密警察組織SAVAKとCIAとは協力関係にあったようだしある年代以上の人には苦々しい存在かもしれない.また,もちろん国父たるKhomeini師は反米であったし,今でも革命評議会などの「保守」層は反米的なのだろう.

そういう背景もあって,旧アメリカ大使館は「反-傲慢博物館」となっている.結構入場料も高かったので,敷居は跨がなかった.

Dwon with USAという標語とともにKhomeini師のありがたいお言葉が.

悪そう.

student,とあるけれど学生はいないのだろう.

USAID


夕食で「飲み物は?」と訊かれて棚を見るとビールのような缶があったので頼んだもの.パイナップル風味で,ノンアルコールビール,というよりも淡い炭酸のジュースという感じである.muslimは飲酒は御法度だし,何のためにノンアルコールビール?などと野暮な疑問を持ってはいけない.

ノンアルコールビール

ノンアルコールビール

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